
こんにちは!今回は今までに作ったものとは比べ物にならないくらい時間と手間がかかりました。おまけにめちゃくちゃ難しい。
僕がレザークラフトを始めた理由が今回の記事に関係しているので、是非最後まで読んでいてっください!
この記事の目次
何を作る?
今回作るのはOD缶カバー

OD缶とは家庭用に販売されているCB缶とは違い、ランタンなどにも使われているもの。キャンパーや登山をする人ならみんなが知っているもの。
レザークラフトを始めたきっかけ
実はこのOD缶カバーを作ろうと思ったのがきっかけでレザークラフトを始めました。最初はカバーをネットで買おうとしていましたが、結構お高めでした。いろいろ調べていると(自作)という記事が多数目に入り「これなら僕にも作れるかも」「買うより作った方が面白い」と思い作ることを決意しました。
結果、カバーを買うよりもお金がかかっていました笑。ですが買うことでは得られない面白みや自分好みの欲しいものを自由に作れるのはすごくよかったなと思います。
今の時点で少しでも作ることに興味がある方はやってみる価値はあります!
今回のレザークラフトは今までの作品よりも工程が多かったので少し長くなります。それでは作っていこうと思います。
革を裁断

今回初登場の(丸く切れるやつ!)です・・。
コンパスみたいなもので綺麗な穴を空けたり、生地を丸くカットするのに便利です。
ガスの取り付ける部分に合わせて、革は伸びやすいので少し小さめにカットします。
革絞り・ウエットフォーミング
今までの記事では出てこなかった(ウエットフォーミング技法)というものを使って革をOD缶の形に変形させます。
1、革に水を多めに染み込ませる
今回はA4サイズのままひたします。大きなボールなどに水を入れてその中に革を入れると「ぷくぷく」と空気が抜けて水が染み込んでいきます。
5分くらいつけておけばOK

2、表面の余分な水分を拭き取る
十分に染み込んだことを確認したらタオルなどで余分な水分をササッと拭き取る。

3、革をOD缶に押し当て缶の形に合わせていく
水を含んだ革は柔らかくて伸びやすいので力一杯引っ張りながら革の形を変えていきます。

4、前もって用意していた木枠をはめる
ある程度丸くなってきたところで木枠を上からかぶせます。’(本体より少し大きめに切っておく)
そして大きなクリップなどで押さえ混んでいきます。結構力が必要です。

5、ひたすら乾燥
ここまでできたら風通しのいいところで完全に乾くまで乾燥させます。
革の裁断2

まずはまっすぐ着るための印をつけていきます。

印に沿って切っていきます。切り終わったものが下の画像になります。

コバ処理
コバとは革の側面。切ったままだと見栄えも耐久性がないので綺麗にしていきます。

1トコフィニッシュを塗る
ヤスリでで形を整え、液体を塗って磨いていきます。

2焼き締め
熱した鉄で焼き締めしていきます。ここのコバはガスから取り外したり取り付けたりずるのでコバの強度を高めます。

3念引き
さらに見栄えが良くなるように念引きしていきます。

革の裁断。

本体の下の部分を作っていきます。
ガスの周りに合わせて切っていきます。A4サイズの革から切っているので長さが足りず、二枚になりました。
コバ処理・念引き。

革同士が合わない場所のコバを整えてから念引きします。
ガイドライン

穴を開ける場所の目印をつけていきます。1つ目のパーツも同様。
ロゴの焼印

これで自分だけの特別な作品になります。僕はこの焼印を買っただけで作りたい欲が100倍になりました。
穴を開ける

まずはパーツ2から
パーツ1と重ならない 部分を普段通りに開けていきます。


そしてパーツ1と2が合わさるところは穴のズレがないようにキリで1つ1つ開けていきます。
まずは上の図のようにパーツ2を組み合わせるように縫います。そしたらパーツ1とパーツ2を縫い合わせる。
失敗・・・。

穴の数を間違えたのと、絞って形ができていたはずの革が変形していました。なので写真左の方を見ていただけるとわかるように、余分な部分を切り落として縫いあわせました。なんとか形にはなりました。
最後に、(ニートフットオイル)を塗って乾燥。
完成
本体に取り付けてみると「おっ、なかなかいいじゃないか」と思いました。完全なる失敗ではなかったのでよかった・・・。


最後まで読んでいただきありがとうございます
いかがでしたか、OD缶を使っていてカバーを持っていない方は【作るもよし】【買うもよし】これでキャンプがより一層楽しくなることでしょう。
「失敗は成功の元」という言葉を信じてより良い作品を作れるように頑張ります。
次の(キャンプ道具DIY)も、お楽しみに!